活動報告

札幌市のヤングケアラー支援政策について

札幌市議会議員のうるしはら直子です。
まだ少し風の冷たい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、札幌市で昨年度より政策が行われ始めたヤングケアラー支援政策に関して、お伝えしたいと思います。

突然ですが、「ヤングケアラー」という言葉を耳にしたことはありますか?

ヤングケアラーとは、本来であれば大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的に行っている子どものことです。
責任や負担の重さが学業や友人関係などに影響することで、ヤングケアラーは私生活に大きな問題を抱えやすい状況にあります。

昨今では、家庭の様々な事情によりその様な立場に置かれる子ども達が増えているのです。

 

 
家庭の外側から気付くことができないケースも多く、ヤングケアラーは潜在しがちです。
そのため、状況を察知するための仕組みや支援が必要不可欠となります。

この問題に対して、私、うるしはら直子は市民の生活に寄り添う立場として、子ども達の未来を守るべく支援を強く求めてまいりました。
粘り強く声を上げ、討論を重ねた結果、昨年度、ようやく札幌市では初の予算化が実現し、ようやく支援の準備が整いました。
 

 
まずは現状把握が重要であるため、昨年11月には実態調査を行い、必要な支援内容やその対象世帯などの情報を収集しました。
現在は、この結果を元に施策具体案の検討を進めております。
 

 
今回は、ヤングケアラー支援と政策について、札幌市で取り組んでいることについて簡単にお話いたしました。
今後も、市で取り組んでいる政策について、少しでも多くの皆様に届くよう、できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
 
新年度を控え、何かと忙しい時期かと存じますが、皆様も体調を崩されませんようご留意ください。

札幌市議会議員 うるしはら直子